2017年3月30日木曜日

中古品 山水 チャンネルデバイダー CD-10



 山水
チャンネルデバイダー
 CD-10


基本特性と多機能を追求したチャンネルデバイダー。
フィルター回路は、PNP-NPN2石のローノイズトランジスタによるエミッターフォロワー回路で全段を構成しています。特に入力段のバッファアンプは、L/R4回路構成とし、バッファアンプ本来の性能を生かした設計とすることで、高いSN比と低歪率を得ています。また、±2電源方式で各周波数セレクター段の入出力回路が0V電位のため、使用中どの周波数セレクターを切替えてもクリックノイズがありません。
CD-10は、3ウェイ方式にスーパートゥイーターやサブウーファーを追加し、帯域を広く使うという要素に対応するため、4ウェイ方式まで対応しています。さらに、低域、中低域、中高域、高域と4つに分割された帯域の組み合わせにより2ウェイから4ウェイまで裏面パネルのモードセレクターにより6通りの周波数帯域分割が可能です。
低域-中低域は60Hzから600Hzまで、中低域-中高域は300Hzから3kHzまで、中高域-高域では1.5kHzから15kHzまで、クロスオーバー周波数を各々11段階に選ぶことができます。しかも、各分割帯域の低域と高域側のクロスオーバー周波数が単独に変えられるため、通常の-3dBクロスポイント以外にオーバーラップ部分を自由に調整できます。
遮断スロープはシャープな18dB/octと12dB/octの2通りがあり、それぞれクロスさせる各帯域の低高域側両端で切替えできます。そして、各々の遮断スロープの-3dBポイントが全く同一であり、どんな条件でも性格なカットオフ周波数が得られます。切替スイッチは周波数セレクターと同様前面パネルにあり、実際の音を聴きながら選ぶことが出来ます。
各帯域のレベルを単独レベル調整できます。低域は裏面パネルに、中低域、中高域、高域は前面パネルにあり、コーン型やホーン型のユニットの違い、能率の違いなど全てに対応できます。
ローブースターにより低域補償が可能です。ツマミをリアパネルに設置し、10ステップで20Hzにおいて0〜8dBまで補償できます。さらに、ターンオーバー周波数は60Hzと100Hzに切替えでき、不足しがちな超低域の量感を改善できます。
 参照、オーディオの足跡























作った人のどこまでもスピーカーの可能性を引き出したい思いを感じました。
この商品に対する情熱を持つメーカーが今はもう無いのが残念ですね。
いつか私も貪欲にスピーカーに対する可能性を求めていきたいものです。